広げよう! 映画「アイたちの学校」上映 伝えよう! 朝鮮学校の歴史と現状


広げよう! 映画「アイたちの学校」上映
伝えよう! 朝鮮学校の歴史と現状


 2月2日の東京集会で上映を呼びかけたドキュメンタリー映画「アイたちの学校」。

 「朝鮮学校に対する差別は、無くなるどころか酷さを増すばかり。この映画で朝鮮学校の歴史と現状、その痛みを伝えたい」と語る、映画づくりを初めて手掛けた高賛侑(コウチャニュウ)監督(71)。その思いを受けて、全国の朝鮮学校差別に反対する人たちによる上映の輪は、つぎつぎと広がっています。

チラシ おもて


■ 劇場上映、大阪・第七芸術劇場公開を皮切りに

 「アイたちの学校」が始めて上映されたのは、2019年1月12日の大阪・第七芸術劇場。
 当初1週間を予定していましたが、連日の満員状況で、なんと5週間に延長されました!
 以降、映画への評判と高監督の熱心な上映の呼びかけにより、各地域映画館での上映も次々と決定しました。

<各地域映画館上映>
◎京都・京都シネマ: 3月2日~29日
◎名古屋・シネマスコーレ: 4月13日~26日
◎広島・横川シネマ: 5月1日~7日
◎神戸・元町映画館
◎栃木・宇都宮ヒカリ座: 7月13日~26日
◎群馬・シネマテークたかさき: 日程未定
(その他、数か所で企画進行中)


■ 自主上映、そして参議院議員会館での試写会開催も

 自主上映についても、北海道から九州まで全国各地で企画が進行中だそうです。

 私たち無償化連絡会も、2月20日(水)、東京・御茶ノ水の連合会館にて関東圏で自主上映の先駆けとなる上映会を行いました。押し寄せた観客で会場の席は埋め尽くされ、終了後に呼びかけたアンケートには、多くの方が朝鮮学校の歴史や差別に対して思いをこめた感想をよせてくださり、上映会を企画したいという反応もあるなど、上映の輪が広がる兆しを感じることのできる機会となりました。

 さらに3月19日には、参議院議員会館で国会議員、マスコミ、有識者に限定した試写会を行いました。ココに聯合ニュース(韓国の通信社)の記者が参加し報道しています。

*聯合ニュース 2019.03.19
「朝鮮学校のドキュメント映画が日本で反響 韓国でも上映へ」 
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190319004700882


■ 各国での上映をめざし韓国語版・英語版の制作へ

 高監督は、「公開開始以降、大きな反響を呼んでいるこの映画の韓国語版、英語版を制作し、各国で上映を展開することで、子どもたちの夢を守るための国際的な世論を喚起したい」と、さらなるプロジェクトを開始しています。

 嬉しいことに、すでに、各国の有志から上映協力の申し出を頂いているそうです!

 韓国語版と英語版の完成は4月を予定していますが、制作と上映活動には多額の経費が必要なため、インターネットで資金を募るクラウドファンディングで支援を呼びかけています。皆さん、応援よろしくおねがいします!!

*「アイたちの学校」の韓国語版・英語版制作プロジェクト
― クラウドファンディングの呼びかけ ―
期間:2019年6月21日まで
https://a-port.asahi.com/projects/aitati/


クラウドファンディング 案内


■ 映画「アイたちの学校」上映会の感想をご紹介します

2019年2月20日(水に)開催した、映画「アイたちの学校」上映会では、たくさんの感想が寄せられました。ここにご紹介させていただきます。

アイたちの学校アンケートまとめ最終版 02_ページ_1
アイたちの学校アンケートまとめ最終版 02_ページ_2
アイたちの学校アンケートまとめ最終版 02_ページ_3
アイたちの学校アンケートまとめ最終版 02_ページ_4
アイたちの学校アンケートまとめ最終版 02_ページ_5


【参考】
*「アイたちの学校」ブログ  http://aitati.blog.jp/
*「アイたちの学校」予告編(2:29) https://youtu.be/CMayEkzMzbY
*自主上映に関する連絡先 kochanyu@hotmail.com (監督・高賛侑)



<会員募集のお知らせ>

 「東京朝鮮高校生の裁判を支援する会」では、会員(個人・団体)を募集しています。

 会の活動には、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、チラシやパンフレットの作成費用、事務経費や郵送料など、さまざまな費用がかかります。
 活発に活動を継続し、裁判を支援していくためにも、ぜひともお力添えをいただければと思います。

 年間の会費は1口1,000円です。なお、会員のみなさまには裁判や会の活動に関するニュースを送付させていただきます。

 (申込方法など、会員募集に関する詳細はこちらをご確認ください。)

 
関連記事

テーマ : 高校生
ジャンル : 学校・教育

ヨンピル通信第21号を発行しました!

ヨンピル通信第21号を発行しました!

yonpiu.png



 「ヨンピル通信第21号」を発行しました!今回は、九州での裁判に関する報告や、「アイたちの学校」東京上映会の報告、金福童ハルモニの追悼記事、国連・子どもの権利委員会における活動報告など、もりだくさんの内容です。ぜひご一読ください◎


*ダウンロードはこちらからどうぞ!


<主な目次>

・「九州無償化裁判」 判決に関する報告
・弁護団の声明
・「アイたちの学校」東京上映会の報告
・朝鮮高校生裁判支援 全国統一行動 一覧
・追悼 金福童ハルモニが最期まで気に掛けていたこと
・朝鮮学校の子どもたちの声を届けに 国連・子どもの権利委員会での活動報告
・東京朝鮮高校生 無償化裁判 2・2集会 報告





logo.jpg <会員募集のお知らせ>

 「東京朝鮮高校生の裁判を支援する会」では、会員(個人・団体)を募集しています。

 会の活動には、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、チラシやパンフレットの作成費用、事務経費や郵送料など、さまざまな費用がかかります。
 活発に活動を継続し、裁判を支援していくためにも、ぜひともお力添えをいただければと思います。

 年間の会費は1口1,000円です。なお、会員のみなさまには裁判や会の活動に関するニュースを送付させていただきます。

 (申込方法など、会員募集に関する詳細はこちらをご確認ください。)
関連記事

テーマ : 高校生
ジャンル : 学校・教育

第6回年次総会 &最高裁勝利をめざす2・2東京集会の報告

第6回年次総会 &最高裁勝利をめざす2・2東京集会の報告

■20190202 tokyo syuukai -01


 「最高裁勝利をめざして!朝鮮学校の子どもたちに笑顔を!―子どもたちの声にどう応えるか― 東京朝鮮高校生無償化裁判2・2集会」が2月2日、東京都武蔵野市の武蔵野公民館で350余人の参加のもと行われた。

 東京の無償化裁判は2018年10月30日の高裁判決で原告・朝鮮学校側の敗訴となり、舞台は最高裁へ移った。司会に立った千地健太さんは「立ちあがった子どもたちに勇気を得た反面、大人の責任で解決できなかった忸怩たる思いがある。子どもたちの声をどう受けとめて取り組んでいくのかを考えるきっかけにしてほしい」と趣旨を伝えた。

 朝鮮高校生の「金曜行動」での発言を紹介した映像が流された後、発言が続いた。

■20190202 tokyo syuukai -02


 今後の裁判について報告した李春熙弁護士は、「高裁判決は朝鮮高校を就学支援金対象とする根拠規定だった『規定ハ削除』の違法性を隠すため国側の主張にのった。国が不指定処分の理由とした二つの理由が矛盾していることに論点を絞った上告理由書、上告受理申立理由書を1月29日に提出した」としながら「法律の理屈では学校が勝っている。みなさんと一緒に雰囲気を変えていく努力をしていきたい」と結んだ。

 田中宏・一橋大学名誉教授は、ポツダム宣言やカイロ宣言に明記された「朝鮮人の奴隷状態に留意する」という文言は、民族の言葉、名前を奪われた朝鮮人の歴史的な体験が奴隷状態に置かれているという国際認識があってこその言葉。戦後日本の原点だ」と指摘。

■20190202 tokyo syuukai -03


 スイス・ジュネーブの国連・子どもの権利条約委員会に参加した東京朝鮮中高級学校オモニ会前会長は、現地で欧米に暮らす同胞と連帯し差別をアピールした手ごたえを伝えた。オモニたちからも力強い発言が続いた。

 ■20190202 tokyo syuukai -04

■20190202 tokyo syuukai -05


 集会を前に「東京朝鮮高校生の裁判を支援する会」の第6回年次総会が開かれ、250万円のスンリ基金が東京中高の慎吉雄校長に贈られた。

■20190202 tokyo syuukai -06
 
■20190202 tokyo syuukai -07


 長谷川和男「『高校無償化』からの朝鮮学校排除に反対する連絡会」共同代表は、「大変な思いをしている子どもたちの期待に応えるため、総力をあげて朝鮮学校を支援しなければ。国会議員、朝鮮学校を知らない人…一人ひとりがパイプをつなげていこう」と呼びかけた。

■20190202 tokyo syuukai -08
 
■20190202 tokyo syuukai -09


 この日の集会の光景はいつもと少し違った。
 就学支援金の対象からはじかれている朝高生は参加せず、大半は大人。大人たちの責任として、日本社会の責任として、一人ひとりがこの裁判を闘う意味とこれからなすべきことを、自分の言葉で語っていた。中でも印象深かったオモニたちの発言を紹介したい。

■20190202 tokyo syuukai -10-2


◎東京都在住のオモニ
 足立から来ました。昨年、私の末っ子の息子が高校3年になり最後の高校生活を送りました。サッカーが大好きな息子は、小さい頃からの夢だった全国大会に出場するため、毎日朝早くから休みなく部活動に励んでいます。高校生にとって一時間、一日、一年という時間はかけがえのない貴重な時間。その大事な部活動の時間を割いて、自分たちが受けている差別の怒りをぶつけ、自分たちの存在を認めてもらおうと、文科省の前に立ち、闘っています。金曜行動が終わると、学校に帰り、またボールを蹴ることもあります。
 どうして、私たちの子どもたちだけが、こんな思いを胸に、部活動をしなければならないのでしょうか。一日も早く、日本の高校生と同じように、心置きなく勉強や部活動に励める環境を作ってあげたいという思いでいっぱいです。かわいい子どもたちのために、これからも勝つまでかならず闘い続けようと思います。

◎埼玉県在住のオモニ
 埼玉朝鮮学校に2人、東京朝高に一人の子どもを通わせています。埼玉では朝鮮学校を支援してくれる日本の方々や弁護士がいます。私もできることから、映画学習会など、無償化実現のために、一つひとつがんばっていきたい。

◎千葉県在住のオモニ
 昨日ある演劇を見ました。朝鮮高校生の一人芝居で実話に基づいた芝居でした。演劇で印象的に残った場面がありました。
 1990年の始まりに日本の学校に通う在日コリアン3世がいじめられて思い悩み、学校にも行かなくなり、その怒りを祖父母やハルモニやハラボジにぶつけます。祖父母に向かって「どうして日本に渡ってきたんだ」、家計のために朝鮮料理屋をしているオモニに、「苦しい。日本人になりたい」と叫ぶのです。とても胸が痛みました。今もそういう思いをしている在日の子どもがいるかも知れません。
 朝鮮学校に通う子どもたちは、無償化から除外されても、誇りをもって闘い続けている。民族教育を受けたからこそ、朝鮮学校の生徒たちは、歴史を知り、言葉を知り、誇りを持っていつまでも闘い続けることができる。そういう思いになりました。
 子どもの声にどう応えるか。私はウリハッキョをどんなことがあっても守ります。民族教育はウリハッキョでしかできない。これからもがんばります。

◎西東京在住のオモニ
 私は、高校まで日本の学校へ通っていました。自分が朝鮮人であることがイヤでした。家は朝鮮料理屋という看板を出して商売をしていたので、どうしてもバレてしまい、学校で朝鮮人と、からかわれることもあった。
 なんで朝鮮人として生まれてきたのだろう。そういう思いもしました。高校生のとき、サマースクールに参加し、朝鮮人であることを隠していたことを恥ずかしいと思い、もっと色んなことを学びたい、朝鮮学校で学べなかったことを残念に思いました。だからこそ、自分がどんな苦しく厳しい状況でも、3人の子どもたちは朝鮮学校に通わせようと思いました。
 末の娘が来月朝高を卒業します。子どもたちは、幼稚園の頃から朝鮮学校に通っていたので名前を呼び合い、朝鮮の文化と歴史も習う。朝鮮人としてごくごく自然にあたり前なことを羨ましく思います。
 その子どもたちが何年もの間、辛い思いをしています。学業や部活の時間を割き、暑い日も寒い日も自分たちの権利獲得のために文科省前に立ち続け、がんばっている。顔から笑顔が消えるんです。子どもたちの笑顔をにごらせることをしてはいけない。子どもたちはこれからの日本社会でも十分に活躍していける。私たち大人は隣で一日も早く本来の学生の姿に戻れるように一緒に闘っていきたい。勝利する日までがんばり続けましょう。

◎栃木県在住のオモニ
 栃木から東京中高に子どもを通わせています。昨年11月に文科省に要請に訪れた韓国からの訪問団の男性が役人の方々に強く訴えました。「この闘いは必ず勝つしかない。勝つまで闘うからです」と。私たちの思いを代弁するように強く訴えてくれました。ここに集まってくれたアボジ、オモニ、同胞、日本の方々も同じ気持ちではないでしょうか。これからも、ともに闘いましょう。

----------------------------------------- 
今回の報告文章は、日刊イオの記事を引用させて頂きました。
引用元 https://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/d/20190212
記載写真は、「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会のメンバー撮影したものです。




logo.jpg <会員募集のお知らせ>

 「東京朝鮮高校生の裁判を支援する会」では、会員(個人・団体)を募集しています。

 会の活動には、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、チラシやパンフレットの作成費用、事務経費や郵送料など、さまざまな費用がかかります。
 活発に活動を継続し、裁判を支援していくためにも、ぜひともお力添えをいただければと思います。

 年間の会費は1口1,000円です。なお、会員のみなさまには裁判や会の活動に関するニュースを送付させていただきます。

 (申込方法など、会員募集に関する詳細はこちらをご確認ください。)
関連記事

テーマ : 高校生
ジャンル : 学校・教育

「東京朝鮮高校生の裁判を支援する会」第六回年次総会&最高裁勝利をめざして!朝鮮学校の子どもたちに笑顔を!東京集会 -子どもたちの声にどう応えるか-


最高裁勝利をめざして! 朝鮮学校の子どもたちに笑顔を! 
  ― 子どもたちの声にどう応えるか ―
 東京朝鮮高校生「無償化」裁判 2・2東京集会


201922表


 東京「高校無償化」裁判はついに最高裁上告へと至り、最も重要な局面を迎えています。

 東京朝鮮高校生たちが「高校無償化」排除に対する国家賠償請求訴訟を2014年に提起してから5年が経ちました。裁判では2017年9月に第一審で原告が敗訴し、控訴した東京高裁判決でも、2018年10月、朝鮮高校生たちの訴えは退けられました。東京地裁、高裁は朝鮮高校生の正当な訴えに向き合うことなく、国側の朝鮮学校差別を追認したのです。大阪、愛知、広島、九州など各地で裁判が行われていますが、東京「高校無償化」裁判はついに最高裁へと至りました。

 朝鮮学校の生徒たちは「高校無償化」法が制定されたときから、9年にもわたり制度の適用を求め、声を挙げ続けてきました。朝鮮大学生の学生たちもすでに300回近く、毎週金曜日に文科省前で抗議行動を行ってきました。しかし、未だ「高校無償化」制度は適用されず、朝鮮学校に対する差別は続いています。

 今こそ、こうした朝鮮学校の子どもたちの声にどう応えるか、私たち一人一人が問われているのではないでしょうか。今回の集会では、子どもたちの声にいかに応えるか、そして今後の裁判闘争、「高校無償化」制度適用を求める運動の先を見越してどうしていくのかについて考え、再決起する場にしたいと思います。

 この日は、会員の方はもちろん、会員以外の方々にも広く参加を募っています。ぜひ、多くの方のご参加をお願いします!

 なお本集会は、2019年2月の「朝鮮学園を支援する全国ネットワーク・全国行動月間」の一環として取り組まれます。

・日時:2019年2月2日(土)
18:20 開場
18:40 「東京朝鮮高校生の裁判を支援する会」第六回年次総会
19:20 「子どもたちの声にどう応えるか」東京集会
      ● 映像上映 「アイ(아이)たちの学校」予告編、「金曜行動の現場から」
      ● リレートーク(弁護団・オモニ会・支援する会) 「子どもたちの声にどう応えるか」
      ● 今後の行動提起

・会場:武蔵野公会堂ホール
     東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目6−22
     (JR吉祥寺駅徒歩3分)
http://www.musashino-culture.or.jp/sisetu/koukaido/access.html

・参加費:500円

・主催
東京朝鮮高校生の裁判を支援する会/「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会
学校法人 東京朝鮮学園/東京朝鮮中高級学校/東京朝鮮学校オモニ会連絡会
「東京朝鮮高校生の裁判を支援する会」総会主催 東京朝鮮高校生の裁判を支援する会

・連絡先
mushokashien@yahoo.co.jp
電話:080-3930-4971
FAX:03-3819-0467
 

201922裏






<会員募集のお知らせ>

 「東京朝鮮高校生の裁判を支援する会」では、会員(個人・団体)を募集しています。

 会の活動には、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、チラシやパンフレットの作成費用、事務経費や郵送料など、さまざまな費用がかかります。
 活発に活動を継続し、裁判を支援していくためにも、ぜひともお力添えをいただければと思います。

 年間の会費は1口1,000円です。なお、会員のみなさまには裁判や会の活動に関するニュースを送付させていただきます。

 (申込方法など、会員募集に関する詳細はこちらをご確認ください。)

 
関連記事

テーマ : 高校生
ジャンル : 学校・教育

ヨンピル通信第20号を発行しました!

ヨンピル通信第20号を発行しました!

12345678名称未設定



 「ヨンピル通信第20号」を発行しました!今回は、控訴審の判決の報告・判決要旨や、弁護団、支援する会、朝鮮学園からの声明、田中宏先生の論考など、もりだくさんの内容です。ぜひご一読ください◎


*ダウンロードはこちらからどうぞ!


<主な目次>

・控訴審の判決に関する報告
・支援する会、朝鮮学園、弁護団の声明
・「無償化裁判の新段階を考える」田中宏先生論考
・控訴審判決要旨
・韓国支援の会来日






logo.jpg <会員募集のお知らせ>

 「東京朝鮮高校生の裁判を支援する会」では、会員(個人・団体)を募集しています。

 会の活動には、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、チラシやパンフレットの作成費用、事務経費や郵送料など、さまざまな費用がかかります。
 活発に活動を継続し、裁判を支援していくためにも、ぜひともお力添えをいただければと思います。

 年間の会費は1口1,000円です。なお、会員のみなさまには裁判や会の活動に関するニュースを送付させていただきます。

 (申込方法など、会員募集に関する詳細はこちらをご確認ください。)
関連記事

テーマ : 高校生
ジャンル : 学校・教育

東京朝鮮高校生「無償化」裁判 高裁判決のご報告

東京朝鮮高校生「無償化」裁判 高裁判決のご報告

20181030kousai (30)


―控訴審判決

 さる10月30日、東京高等裁判所にて朝鮮高校生たちの訴えを全て否定する判決が下されました。午後4時、東京高裁101号大法廷にて阿部潤裁判長は、「控訴人らの控訴を棄却する、控訴費用は控訴人らの負担とする」という主文を読み上げました。そして、判決要旨を歯切れの悪い口調で読み上げた後、「静かに、速やかに退出して下さい」と傍聴席に言い放ちました。傍聴席は「ふざけるな」、「司法に良心はないのか」、「恥を知れ」という怒りの声で溢れました。11年前、東京都・枝川朝鮮学校の土地裁判において勝訴的和解を成立させた裁判長は、傍聴席に向かって怒気を隠すことなく、「静かに、速やかに退出してください」という言葉を何度も言い放ちました。

20181030kousai (47)

  
 東京高裁判決は、不指定通知に理由として並記された、①規定ハを削除したこと、②ハの規定に基づく指定に関する規程13条の適合性という二つの理由の問題に焦点を当て、判断を下しました。判決は、「2つの理由は、論理的には両立し得えないものであることは被控訴人(国)においてもこれを自認するところである」という前提を置きつつ、「被控訴人の説明にはやや一貫性を欠く点はなくはない」と言及しました。一方で、「合理的に見れば、本件不指定処分の理由は、理由①ではなく、理由②であると認めるのが相当である」と結論付け、政治外交上の理由に基づくハ規定削除こそが真の理由である(朝鮮学校排除ありき)という原告の主張を退けました。
  
20181030kousai (43)

 
 また、ハ規定削除と不指定処分の効力の前後関係について、「行政処分の成立と効力の発生は別問題である」としつつ、「不指定処分は、遅くとも本件省令改正の官報公告がされるまでには、すでに成立していたものと認められる」として、ハ規定削除が先行しているという原告の主張を退けました。そして他の論点については、原審を踏襲し、控訴審で提起された原告の主張に真正面から応えようとしませんでした。
 
20181030kousai (46)


―判決後の記者会見

 判決直後に行われた記者会見では、まず李春煕弁護士、喜田村洋一弁護士が判決の問題点、矛盾について厳しく指摘しました。喜田村弁護士は、不指定処分の成立がハ規定削除の効力発生以前であるとする判決について、明確に最高裁判例に反すると指摘しました。さらに、ハ規定削除以前にハ規定削除を理由とした不指定処分が成立したとする判決の矛盾を指摘しました。次いで、原告代表、原告の保護者代表が発言しました。原告代表の学生は「悲しく、悔しい判決でした」と述べ、「法律を学ぶ者としても絶望するばかりです。私たちの主張が正当であると認められる日まで絶対に諦めません」と訴えました。
 
20181030kousai (58)

 
 ―報告集会の様子

 判決後に、北とぴあ・さくらホールで行われた報告集会には約1100名もの方々が駆けつけました。朝鮮学校のドキュメンタリー映像「私たちの声が届いたならば」の上映の後、弁護団による判決報告、朝鮮高校生による歌とアピール、オモニ会アピール、各地(大阪、広島、愛知、九州)の裁判支援の会からのアピール、韓国から孫美姫さん(ウリハッキョと子どもたちを守る市民の会)、金明俊さん(朝鮮学校と共にする人々モンダンヨンピル)の連帯アピールと裁判支援金の贈呈、長谷川和男さん(東京朝鮮高校生の裁判を支援する会・共同代表)による行動提起がありました。
 
20181030kousai (131)

 
20181030kousai (134)

 
 李弁護士は、今回の判決が「最後の最後で真実から逃げた判決」だと指摘し、判決の問題点について説明をした後、「ここにいるみなさんと力を合わせてこの不当な判決をひっくり返せるように努力したい」と発言しました。厳廣子さん(東京朝鮮学校オモニ会連絡会)は、「皆さんは最善を尽くしました、私たちも最善を尽くしました」と発言し、一人一人と手を携えて「これからもっともっと果敢に闘っていこうと思っています」と訴えた。長谷川さんは、報告集会に集まった一人一人が自分の地域、活動の場でこの運動を広げていくことの大切さを訴え、「世論を変えるために自分の地域で全力を尽くしましょう」と呼びかけました。そして、来年2月に、「全国から怒りの行動を結集して全国統一行動を成功させましょう」と訴えました。最後に合唱「声よ集まれ、歌となれ」が歌われ、報告集会は締めくくられました。
 
20181030kousai (119)

 
20181030kousai (96)

 
 本報告集会は、東京高裁の不当判決を機に、この朝鮮学校「高校無償化」排除に対する怒りと、闘いの意志を確固なものとする決起の場となりました。これからも、この運動が勝利するそのときまで、最後まで共にがんばりましょう!
 
20181030kousai (150)

 
(文・留学同 金誠明)

 


logo.jpg <会員募集のお知らせ>

 「東京朝鮮高校生の裁判を支援する会」では、会員(個人・団体)を募集しています。

 会の活動には、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、チラシやパンフレットの作成費用、事務経費や郵送料など、さまざまな費用がかかります。
 活発に活動を継続し、裁判を支援していくためにも、ぜひともお力添えをいただければと思います。

 年間の会費は1口1,000円です。なお、会員のみなさまには裁判や会の活動に関するニュースを送付させていただきます。

 (申込方法など、会員募集に関する詳細はこちらをご確認ください。)
関連記事

テーマ : 高校生
ジャンル : 学校・教育

声明

声 明


 2014年2月17日、東京朝鮮高級学校の学生62人が「高校無償化」からの排除の不当性を訴えて、日本国を相手に国家賠償請求訴訟を提起して4年8か月、東京高等裁判所(阿部潤裁判長)は、昨年の東京地裁不当判決に続き、本日、不当な原告(控訴人)敗訴判決を下しました。私たちは、これを「高校無償化」法の趣旨に反し、子どもの学習権や民族教育の意義を一顧だにしない不当判決と捉え、強く抗議します。

 昨年7月28日の大阪地裁における行政訴訟は、「高校無償化」法に則り、大阪朝鮮高級学校に対する不指定処分について、文部科学大臣が裁量権を逸脱、濫用したもので違法、無効であり、同校は法令に基づき適正に運営されていると認め、朝鮮学園の権利を正当に認定しました。司法が、人権と法治主義を守る役割を果たした瞬間でした。

 しかるに、全国5カ所の裁判では就学支援金の受給権が高校生1人1人に与えられた権利であることを忘れ、「高校無償化」法の趣旨を無視し、国の主張する「不当な支配」論に基づき、高校生や学園の請求を棄却する不当判決を繰り返してきました。本日また東京高裁が不当判決を下し、「人権の砦」であるはずの司法が自らその役割を放棄し、朝鮮学校差別に不当な「お墨付き」を与えたことは、きわめて深刻な事態です。本不当判決は直ちに破棄されなければなりません。

 教育の機会均等や民族教育の保障は、憲法をはじめとする国内法規や国際人権法に定められ、政府・地方自治体として実行しなければならない責務です。2014年8月には、国連の人種差別撤廃委員会が、日本国政府に対して、朝鮮学校への「高校無償化」制度の適用、そして地方自治体の補助金の再開・維持を要請することを勧告しています。2014年に続き、本年8月30日にも、朝鮮学校に「高校無償化」制度を適用するよう再び勧告しました。南北首脳会談、朝米首脳会談により、東アジアの国際環境が平和と和解へ向かって大きく舵を切る中で、日本国政府の差別政策を批判する国際世論はますます高まっています。しかるに、人権の思想と時代の趨勢に逆行する今回の東京高裁判決は、安倍政権の排外主義を体現する国側の主張を支持するものであり、断じて許すことができません。日本国政府は東アジアの平和構築に貢献し、過去の植民地支配への責任を全うするために、朝鮮学校に対する差別・排除の政策を即刻、改めなければなりません。

 本日の不当判決は、60余名の原告にのみ関わるものではありません。「高校無償化」制度が始まった2010年から現在まで全国の朝鮮高級学校10校に在籍したすべての朝鮮高校生に該当するものです。この8年半の間、朝鮮高校生はもちろん、卒業生や家族たちも、文部科学省前の「金曜行動」、多摩地域での「水曜行動」など、各地での抗議行動等々に多くの時間を割くことを余儀なくされてきました。

 一刻も早く、朝鮮学校差別の問題を解決しなければなりません。私たちは、引き続き原告をはじめとする朝鮮高校生、卒業生、家族の行動を支援し、本不当判決に屈することなく、各地の朝鮮高級学校への「高校無償化」適用、かつ既に卒業した朝鮮高校生たちに過去の就学支援金相当額の支給をすることを求め、また、国家による差別にならって、不当に補助金を停止した各地方自治体が直ちに補助金を再開・増額することを求める闘いを力強く継続することを誓います。
 
2018年10月30日
 
東京朝鮮高校生の裁判を支援する会

 
 


logo.jpg <会員募集のお知らせ>

 「東京朝鮮高校生の裁判を支援する会」では、会員(個人・団体)を募集しています。

 会の活動には、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、チラシやパンフレットの作成費用、事務経費や郵送料など、さまざまな費用がかかります。
 活発に活動を継続し、裁判を支援していくためにも、ぜひともお力添えをいただければと思います。

 年間の会費は1口1,000円です。なお、会員のみなさまには裁判や会の活動に関するニュースを送付させていただきます。

 (申込方法など、会員募集に関する詳細はこちらをご確認ください。)
関連記事

テーマ : 高校生
ジャンル : 学校・教育

神戸朝鮮高級学校生徒の修学旅行のお土産品が返還されました

神戸朝鮮高級学校生徒の修学旅行のお土産品が返還されました


 「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会から抗議し、法務省に対して要請を行った神戸朝鮮高級学校生徒のお土産没収事件について、先日、お土産の大部分が返還されたとの報道がありましたので、共有いたします。

朝日新聞:朝鮮学校生の北朝鮮土産、大半を返還 関空税関で押収
https://www.asahi.com/articles/ASL9K4JQLL9KPIHB00J.html

読売新聞:関空で没収された「北朝鮮土産」税関側が返還
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180918-OYT1T50045.html

ライブドアニュース:朝鮮学校生の北朝鮮土産、大半を返還 関空税関で押収
http://news.livedoor.com/article/detail/15319807/

ライブドアニュース:関空で没収された「北朝鮮土産」税関側が返還
http://news.livedoor.com/article/detail/15321585/

ロイター:政府、没収の北朝鮮土産を返還
https://jp.reuters.com/article/idJP2018091701001947

共同通信:政府、没収の北朝鮮土産を返還
https://this.kiji.is/414433697740112993?c=110564226228225532



logo.jpg <会員募集のお知らせ>

 「東京朝鮮高校生の裁判を支援する会」では、会員(個人・団体)を募集しています。

 会の活動には、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、チラシやパンフレットの作成費用、事務経費や郵送料など、さまざまな費用がかかります。
 活発に活動を継続し、裁判を支援していくためにも、ぜひともお力添えをいただければと思います。

 年間の会費は1口1,000円です。なお、会員のみなさまには裁判や会の活動に関するニュースを送付させていただきます。

 (申込方法など、会員募集に関する詳細はこちらをご確認ください。)
関連記事

テーマ : 高校生
ジャンル : 学校・教育

ヨンピル通信第19号を発行しました!

ヨンピル通信第19号を発行しました!

19.jpg



 「ヨンピル通信第19号」を発行しました!今回は、第2回目の控訴審の報告や、神戸朝鮮高校生徒の修学旅行のお土産没収事件についての記事などを掲載しています。ぜひご一読ください◎


*ダウンロードはこちらからどうぞ!


<主な目次>

・控訴審第2回口頭弁論と報告集会の報告
・神戸朝鮮高校生徒の修学旅行でのお土産没収事件
・海外からの朝鮮学校支援
・裁判支援で歩こう 報告






logo.jpg <会員募集のお知らせ>

 「東京朝鮮高校生の裁判を支援する会」では、会員(個人・団体)を募集しています。

 会の活動には、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、チラシやパンフレットの作成費用、事務経費や郵送料など、さまざまな費用がかかります。
 活発に活動を継続し、裁判を支援していくためにも、ぜひともお力添えをいただければと思います。

 年間の会費は1口1,000円です。なお、会員のみなさまには裁判や会の活動に関するニュースを送付させていただきます。

 (申込方法など、会員募集に関する詳細はこちらをご確認ください。)
関連記事

テーマ : 高校生
ジャンル : 学校・教育

朝鮮学校の子どもたちに笑顔を!! 東京朝鮮高校生「無償化」裁判高裁判決 傍聴呼びかけ&報告集会のお知らせ

朝鮮学校の子どもたちに笑顔を!!
東京朝鮮高校生「無償化」裁判高裁判決
傍聴呼びかけ&報告集会のお知らせ


omote-out.jpg



 東京朝鮮高級学校の生徒62人が、差別に抗して国を訴えた「無償化」裁判が、高裁判決を迎えます。2018年9月27日の大阪「無償化」裁判高裁判決に続く高裁判決です。

 昨年9月の東京地裁不当判決の後も、「拉致」「制裁」を理由とした朝鮮学校・生徒への人権侵害はますます酷いものになっています。今年6月には、朝鮮民主主義人民共和国への修学旅行から帰国した神戸朝鮮高級学校の生徒たちが、関空税関にお土産を没収されるという事件が起きました。8月には、人種差別撤廃条約に基づく日本審査がありました。朝鮮学校への差別は、国際的な批判を受け続けています。

 朝鮮学校への差別は「しょうがない」で済むものでしょうか。自ら裁判の原告となった高校生たちも、大学生、社会人となっています。そんな原告たちや、現在も排除され続けている高校生たちと連帯するために、そして、一刻も早く問題を解決するために、高裁判決傍聴行動と報告集会への参加を呼びかけます。

○ いよいよ高裁判決!傍聴に集まろう

2018年10月30日(火) 集合時間:15時15分
*傍聴者抽選があります 15時30分抽選券締切、16時開廷 )

集合場所:東京高裁前集合(地裁と同じ建物)
東京メトロ霞ヶ関駅(A1出口)徒歩1分、桜田門駅(5番出口)徒歩3分

○ 報告集会

朝鮮学校の子どもたちに笑顔を!!東京朝鮮高校生「無償化」裁判高裁判決集会

日時 2018年10月30日(火)18:30開場 19:00開始 20:30終了

会場:北とぴあ さくらホール
東京都北区王子1-11-1

<アクセス>
東京メトロ南北線 王子駅(5番出口)直結
JR京浜東北線 王子駅(北口)徒歩2分
都電荒川線 王子駅前駅 徒歩5分
https://www.hokutopia.jp/access/

参加費:500円

・主催
東京朝鮮高校生の裁判を支援する会、朝鮮学園を支援する全国ネットワーク、フォーラム平和・人権・環境、東京朝鮮学校オモニ会連絡会、東京朝鮮中高級学校

・連絡先
watasitati2004@yahoo.co.jp
080-3930-4971
 
ura.jpg





<会員募集のお知らせ>

 「東京朝鮮高校生の裁判を支援する会」では、会員(個人・団体)を募集しています。

 会の活動には、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、チラシやパンフレットの作成費用、事務経費や郵送料など、さまざまな費用がかかります。
 活発に活動を継続し、裁判を支援していくためにも、ぜひともお力添えをいただければと思います。

 年間の会費は1口1,000円です。なお、会員のみなさまには裁判や会の活動に関するニュースを送付させていただきます。

 (申込方法など、会員募集に関する詳細はこちらをご確認ください。)

 
関連記事

テーマ : 高校生
ジャンル : 学校・教育

東京朝鮮高校生の裁判を支援する会

mushokashien

Author:mushokashien

東京朝鮮高校生の裁判を支援する会のホームページです。会では個人・団体の会員を募集しています。会員募集の詳細についてはこちらをご確認ください。多くの方のご参加・お力添えをお願いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

最新記事
検索フォーム
カテゴリ
  • イベントのお知らせ (17)
  • 会からのお知らせ (23)
  • イベント実施報告 (11)
  • 裁判に関するお知らせ (40)
  • ヨンピル通信(東京朝鮮高校生裁判ニュース) (25)
  • 月別アーカイブ
    RSSリンクの表示
    リンク