第2回口頭弁論報告集会 実施報告

第2回口頭弁論報告集会 実施報告

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第2回口頭弁論当日の夜の集会には、85名が集まり、報告に注意深く耳を傾けた。

 まずは、傍聴の抽選に運よくあたった共同代表の田中宏さんが挨拶し、被告(国)側の反論文書がずさんだと印象を語った。続けて弁護団の金舜植、李春煕、両弁護士から、訴状および反論について解説があった。

 メインとなったのは、共同代表で中国史研究者の坂元ひろ子さんの講演である。

 2010年から現在に至る「高校無償化」除外の経緯をまとめたうえで、今回の排除が、GHQ下での在日朝鮮人民族教育への弾圧に並ぶ、深刻な問題であると、坂元さんは指摘。CIMG0270.jpg

 また、朝鮮学校に対してだけは政府が「本国との関わり」を問題とし、国民の「理解」「感情」を恣意的に掲げて排除を正当化する背景として、植民地支配の未清算や、冷戦期以来の朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)への敵視という、日本国家の歴史への無反省を挙げた。
 この裁判には、日本の人権感覚の酷さを世界に示すという意義があるとしたうえで、朝鮮学校を孤立させないだけでなく、日本人が国際的に異常な価値観によって孤立しないことが重要だと結んだ。

 会場からは、坂元さんのお話に触発される形で、二つのコメントが挙がった。国際政治上の問題、つまり米日韓の圧力がむしろ朝鮮を追い込んでいるという現実をはっきり指弾することが、欠かせないのではないかという意見。在日朝鮮人の問題は、今の日本の政治・社会問題、たとえば集団的自衛権の閣議決定のような問題と、合わせ鏡ではないかという意見。

 講演後は、8月の人種差別撤廃委員会調査(於ジュネーヴ)に代表を送る在日本朝鮮留学生同盟(留学同)から、アピールがあった。

 登壇した東大2年次の学生は、友人に出身校を聞かれて「朝鮮学校生」と言いにくく思わせるような、現在の状況を変えたいと語り、代表の渡航費へのカンパを呼びかけ、瞬く間に約7万円が集まった。

 また共同代表の長谷川さんから、映画「60万回のトライ」の韓国での反響や、朝鮮学校を韓国市民団体が訪問したことなど、報告があった。
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