証人尋問の報告(簡易版)と次回期日のお知らせ

証人尋問の報告(簡易版)と次回期日のお知らせ


*証人尋問の内容については、また改めて報告します。
*次回の期日は2017年4月11日(火)14時開廷です。


東京朝鮮高校生「無償化」裁判 第12回口頭弁論・証人尋問の報告(簡易版)
 
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○ 証人尋問

 2016年12月13日、東京地裁103号法廷において、第12回口頭弁論が開かれた。この裁判もいよいよ大詰めとなり、証人尋問が行われた。傍聴券を求める支援者の列は、219人であった。また、証人尋問とあって、愛知、大阪、広島、福岡(小倉)の各地で「無償化」裁判を闘う支援者や弁護士も傍聴に駆けつけた。

 この日、証人に立ったのは4人。まず、安倍政権が朝鮮学校の排除を決めた当時(2012年12月〜2013年2月)の、文部科学省の担当者である望月禎氏(初等中等教育局主任視学官・役職名は当時)と中村真太郎氏(初等中等教育局財務課高校修学支援室企画係長)への尋問が行われた。被告・国側がまず尋問を行い、次に原告側が尋問した。休憩を挟み、傍聴者から証人を見えなくする措置を講じた上で、原告本人が2人、証言に立った。国側からの尋問はなく、原告側弁護士の問いに答える形で、原告本人が意見を述べた。

 文科省の担当者への尋問では、政権交代直後の下村文科相とのやりとりの経過を確認したのち、文科省は「高等学校等就学支援金の支給に関する審査会」の判断を得ようとしたのか、「政治的外交的理由で朝鮮高校を不指定にする、そのために規定ハを削除する」という内容の下村記者会見と政治的外交的理由が記されていない不指定通知の矛盾、不指定決定の理由の中に「政治的外交的配慮」があるのかないのか、などの点について、原告側弁護団が追及した。

 続いて、原告本人が2人、証言に立った。現在、1人は朝鮮大学校に、1人は日本の大学に在学中とのこと。声から察するに2人とも女性のようだった。朝鮮学校のことを知らない裁判官に、高校生たちの姿をイメージさせるための証言だった。この問題で学生たちがどれだけ傷ついたか知ってほしい、学生たちが時間を使って立ち向かっていることを知ってほしい、といった原告の言葉は、支援者である私たちも心に刻むべきものと感じた。なお、裁判所には別途、東京朝鮮中高級学校の様子を伝えるための映像DVDが提出されているとのことである。

○ 報告会

 今回は口頭弁論が長時間となったため、報告会は19時より、文京区民センターで開催した。参加者は約300人であった。冒頭、裁判所に提出されている学校紹介DVDを上映した。続いて弁護団から、松原拓郎、師岡康子、李春熙、金舜植の各氏が登壇し、証人尋問について解説した。弁護団としては、証人尋問は成功という感触を得ているとのことであり、心強い。
 
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 続いて、東京朝鮮中高級学校の教員である高秀花先生、朴龍浩先生、文慶華先生の3人から、アピールがあった。新任の高先生が、大阪朝高に在学していた時に橋下徹氏の学校訪問があり、大歓迎したものの、その翌日には補助金打ち切りが公表されるという体験について語り、また、無償化問題に取り組む学生たちを身近で見ていて無力感を痛感するとおっしゃったのが印象深かった。また、朴先生、文先生は、傍聴した感想として、堂々とした原告側弁護団に対するしどろもどろの役人の姿は、朝鮮学校排除の不当さの現れであると述べられた。また、学生たちの姿にやるせなさを感じること、傍聴者や支援者への感謝、必ず勝利するという決意を表明された。同種の裁判を闘う各地からは、大阪から丹羽雅雄弁護士、広島から金英雄広島朝鮮初中高級学校校長、福岡から金敏寛弁護士、朴憲浩弁護士が報告会に参加し、それぞれから現状報告と連帯のアピールがあった。

 主催者からは、長谷川和男が2017年2月25日の総会を予告した。また、行動提起として、朝鮮学校への補助金支給と「高校無償化」制度の適用などを求める「全国行動月間」(呼びかけ団体:朝鮮学園を支援する全国ネットワーク)が、2017年初頭に開催されることが報告され、集会や街頭アピールなどをそれぞれで企画すること、取り組みの予定を支援する会にお知らせいただきたいことを呼びかけた。最後に、金曜行動で歌われる「声よ集まれ、歌となれ」を合唱し、この日の行動を終えた。

○ 次回もさらなる傍聴支援を!

 次回の期日は2017年4月11日(火)14時から、ついに結審と決まりました。その次の期日には判決という見通しです。多くの支援者にお集まりいただき、傍聴希望の長蛇の列をつくりたいと思います。





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